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第12回D-アミノ酸学会学術講演会は盛会のうち無事終了いたしました。ご参加ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます

本ページに学内マップを掲載しました【2016.08.08】
スケジュールのページにスケジュールを掲載しました【2016.08.08】
プログラムのページに発表者の皆様へ、プログラム(仮)を掲載しました【2016.08.08】

ごあいさつ

  第12回D-アミノ酸学会学術講演会の開催に当たりご挨拶申し上げます。今大会は、高知大学朝倉キャンパスにて2016年9月14日(水) 〜 15日(木) の二日間開催されます。
  高知は自然豊かで夜空の星々も色鮮やか、力強く、その存在を示してくれます。その先にある宇宙にまで思いを巡らすと、生命の起源、またD-アミノ酸の意味を考えずにはいられません。生命は、40億年前の原始の海で物質の進化(化学進化)の末に誕生したと考えられています。一方、アミノ酸等の生体分子は、1953年の「ミラーの実験」から原始大気中の放電現象により生成したといわれてきました。ただし、この実験で使われたようなCH4とNH3ではなく、CO2やN2を主とする原始大気からは通常アミノ酸等の生体分子は生成しない問題が残されました。先日、まだ若かった頃の太陽活動(太陽フレア)に着目した論文がNature Geoscienceに掲載され、原始アミノ酸の生成過程におけるブラックボックスの解明に繋がるのではと注目されています。原始アミノ酸はラセミ体であろうと推測される一方、生物のアミノ酸は「ホモキラリティ―」という立体化学上の特徴を備えています。それなら、生物のアミノ酸はどこから来たのでしょうか?1997年にマーチンソン隕石中のアミノ酸のL体過剰に係る報告、2010年には国立天文台より原子太陽系が円偏向領域に置かれていた可能性(円偏向紫外線等によりアミノ酸の不斉分解が生じる;D-アミノ酸は不安定)が示されました。このような宇宙のアミノ酸が原始海洋中に持ち込まれると、Soai反応(エナンチオ過剰を増幅するような自己触媒反応)により増幅され、終局、L体独占になるというシナリオが描かれました。極論を言えば、生物のアミノ酸は宇宙で発生したことになり得ます。ここに至り、D-アミノ酸の意味も考え直す必要があるかもしれません。生物のD-アミノ酸は、初期のL-アミノ酸ワールドの中でさらなる優位性を求め、一方では荒々しかった環境に適応するため、地球上の生命が独自に進化させてきた「パラキラリティー」システムによる新生物質であり、上記化学進化のなごりではないかもしれません。
  この高知で、D-アミノ酸に関する異分野の研究者がともに知見を交換し、互いの連携によってキラリティーの本質に迫ろうとする学術講演会が開催できること、この上ない喜びです。D-アミノ酸研究が益々発展しますよう、皆々様のご参加を心からお待ちしております。

第12回D-アミノ酸学会学術講演会実行委員長
高知大学農林海洋科学部農芸化学科
芦内 誠

1. 学術講演会について

■会 期:2016年(平成28年)9月14日(水)〜15日(木)正午
■会 場:高知大学 朝倉キャンパスメディアの森
■大会事務局:〒864-5215 高知県南国市物部乙200
高知大学 農林海洋科学部 農芸化学科 生物工学研究室
電話:088-864-5144
FAX:088-864-5200(学部共通)
大会専用e-mail:12daa@d-amino-acid.jp

2. 参加費のご案内

○会員 4,000円
○学生会員2,000円
○非会員 5,000円

3. 懇親会のご案内

会場:三翠園
(ホームページ:http://www.sansuien.co.jp/)
会費:5,000円(学生2,000円)

4. 会場案内

高知龍馬空港からのアクセス
・車で約45分。
・空港連絡バスで約35分「はりまや橋」か、約40分「JR高知駅」で下車。路面電車(とさでん)またはJR土讃線へお乗り換えください。

はりまや橋からのアクセス
・車で約15分。
・路面電車(とさでん)で約30分「朝倉(高知大学前)」下車すぐ。

JR高知駅からのアクセス
・車で約20分。
・路面電車(とさでん)で約30分「朝倉(高知大学前)」下車すぐ。またはJR土讃線下り15分「朝倉駅」下車徒歩5分。

高速道路からのアクセス
・高知インターチェンジから 車で約30分。
・伊野インターチェンジから 車で約5分。

4-1.学内案内図【2016.08.08up】

5. 宿泊について

はりまや橋周辺、JR高知駅前、県庁前等にホテルがございます。
三翠園
ザ クラウンパレス新阪急高知
ホテル日航高知 旭ロイヤル
城西館
土佐御苑
龍馬の宿 ホテル南水
割烹旅館 臨水

6. 合同シンポジウムのお知らせ

第12回D-アミノ酸研究会学術講演会では、日本農芸化学会中四国支部との合同シンポジウム「環境・ひと・微生物」を企画しました。
■時 間:2016年(平成28年)9月15日(木)14:00より
■会 場:高知県立県民文化ホール グリーンホール
シンポジストには吉村 徹先生(名古屋大学大学院)をはじめ、産学の第一線で活躍されている4名の先生方をお招きし、活発な学術交流の場を設けたいと考えています。参加費は無料です。奮ってご参加いただければ幸いです。

更新情報・お知らせ

2016/08/08
プログラム(仮)、日程表、学内案内図、発表者要領などを掲載しました【決定版ではありませんのでご注意ください】
2016/05/30
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実行委員長
高知大学農林海洋科学部農芸化学科
芦内 誠
12daa@d-amino-acid.jp